【警告】その訪問販売、詐欺かもしれません。実家の親御さんを“資産略奪”から守る方法

ピンポーン…と、突然のインターホン。
「近所で工事をしておりまして、お宅の屋根が剥がれているのが見えたものですから…」

もし、あなたの実家のご両親が、このような言葉をかけられていたら。
それは、親切な業者からのアドバイスでしょうか？
いいえ、残念ながら、それはご家族の大切な資産を狙う、巧妙に仕組まれた罠の始まりかもしれません。

この記事は、単なる塗装の話ではありません。
柏市近郊で38年間、地域のご家族を見守り続けてきた私たち幸家リフォームが、一級塗装技能士として、そしてファイナンシャルプランナー（FP）として、悪質な訪問販売という“金融犯罪”から、あなたのご家族の資産をどう守るか、その具体的な防衛策と撃退法を、すべてお伝えします。

彼らが使う“甘い言葉”の裏にある、恐ろしい本性

悪質な訪問販売員は、決まって同じような「台本」を使います。その言葉の裏にある本当の狙いを知っておくだけで、冷静に対処できます。

彼らの常套句（セールストーク）	その裏にある“本当の狙い”
「無料で点検しますよ」	屋根に登り、わざと瓦を割る、あるいは問題ない箇所を「危険だ」と指摘し、あなたの不安を極限まで煽り立てる。
「モニター価格で半額にします」	元々が相場の2倍以上に設定された架空の定価から「半額」に見せかけ、実際は相場より高い金額で契約させる。
「今日契約すれば足場代がタダ」	あなたから冷静に比較検討する時間を奪い、「今決めないと損だ」という心理状態に追い込み、即決させる。

【FPとしての警告】
ファイナンシャルプランナーの視点から見れば、これは典型的な「機会損失」と「不合理な契約」を迫る手口です。正常な判断力を奪い、お客様の資産にとって著しく不利益な契約を結ばせることを目的としています。

【完全撃退マニュアル】これを言えば大丈夫！プロが教える3ステップ対処法

もし、訪問販売員が来たら、慌てず、騒がず、以下の3ステップを冷静に実行してください。

「お話は玄関先で結構です」「屋根のことは、いつも頼んでいる業者さんがいるので大丈夫です」
これが鉄壁の第一防衛ラインです。一度でも敷地内に入れてしまうと、彼らは巧みな話術で居座り続けます。

どんなに魅力的な提案をされても、即答は絶対に避けてください。
「私の一存では決められませんので、家族と相談してから、必要であればこちらからご連絡します」
この一言で、ほとんどの業者は引き下がります。なぜなら、彼らは第三者（特にその人の子供）が介入し、冷静な判断をされることを最も恐れるからです。

それでもしつこい場合は、無理に言い争う必要はありません。
「分かりました。お名刺だけいただいておきますので、失礼します」

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もし契約してしまったら…最後の切り札「クーリング・オフ」

万が一、強引な勧誘に負けて契約書にサインしてしまっても、まだ諦めないでください。
訪問販売による契約は、契約書面を受け取った日を含めて8日以内であれば、無条件で契約を解除できる「クー- リング・オフ制度」が法律で定められています。

迷わず、お近くの消費生活センター（電話番号：188）に相談してください。

幸家リフォームが、絶対に“訪問販売をしない”理由

私たち幸家リフォームは、創業以来38年間、一度たりとも訪問による営業活動を行ったことはありません。
その理由は、極めてシンプルです。

本当のプロの診断は、その場で数十分でできるような、簡単なものではないからです。

• 正確な診断には、1〜2時間かけて、建物の隅々まで調査する必要があります。
• 最適な提案をするには、持ち帰ってお客様の家の図面や状況に合わせた塗料を選定し、詳細な見積書を作成する時間が必要です。
• そして何より、お客様との信頼関係は、突然押しかけて作るものではなく、お客様が本当に困った時に、誠実に向き合うことから始まると信じているからです。

私たちの訪問は、常にお客様からの「助けてほしい」「見てほしい」というSOSから始まります。それが、地域に根ざすプロとしての、私たちの誇りです。

まとめ：ご両親への“一本の電話”が、最大の防御策になる

この記事を読んだら、ぜひ一度、実家のご両親に電話をかけてみてください。
「最近、塗装の訪問販売とか来てない？もし来ても、絶対にその場で決めないで、まず私に一本電話してね」
その一言が、ご家族を悪質な手口から守る、何よりの予防になります。

そして、もしご自宅やご実家のことで少しでも不安なことがあれば、いつでも私たちにご相談ください。セカンドオピニオンとして、他の業者の見積もりが適正かどうかの診断も、喜んでお受けします。