激安見積もりに注意!外壁塗装で失敗しない適正価格の見極め方

インターネットやチラシで「○○万円ポッキリ!」といった激安の外壁塗装広告を見かけることがあります。また、実際に見積もりを取ったら予想外に安い金額が提示され、「本当にこの値段でできるの?」と驚くこともあるでしょう。一方で、ハウスメーカー経由の見積もりが他社より高額で「ぼったくりでは?」と心配になるケースも…。外壁塗装は決して安い買い物ではないだけに、適正価格を見極めて失敗を防ぐことが重要です。

本記事では、外壁塗装の価格差のカラクリや、極端に安すぎる見積もりのリスク、逆に高すぎる場合の理由などについて解説します。複数社の見積もりを比較する際のチェックポイントも紹介しますので、“安さ”だけに飛びついて後悔しないための判断材料にしてください。

なぜこんなに違う?見積もり金額の差の理由

同じ家の外壁塗装を頼む場合でも、業者によって見積もり金額に数十万円の差が出ることがあります。これはいくつか理由がありますが、大きく分けると以下のような要因です。

  • 工事内容の差:見積もりに含まれている工事範囲や質が異なると金額も変わります。例えばA社は「付帯部(雨樋や破風板など)塗装込み」、B社はそれがオプションで別料金…など。安い見積もりでは一部工程が省かれていたり、下地補修が最低限しか組まれていないこともあります。見積もり項目に抜けや漏れがないかしっかり確認しましょう。「◯◯は別途」「▲▲はサービス」といった表記にも注意が必要です。
  • 使用する塗料・材料の差:塗料グレードの違いで数十万円変わることもあります。高耐久のフッ素塗料や無機塗料は高価で、シリコン塗料やウレタン塗料は比較的安価です。見積もりごとに塗料の種類・品番を確認し、耐用年数や性能も考慮して比較しましょう。同じシリコン塗料でもメーカーによって価格差があります。極端に安い場合、「実はウレタン塗料だった」などグレードダウンしている恐れもあります。
  • 業者の種類・下請け構造の差:ハウスメーカーやリフォーム会社、大手塗装チェーンなどは、自社で施工せず下請けの塗装業者に丸投げすることが多いです。その際に中間マージン(仲介手数料)が発生するため、元請け経由の見積もりは割高になります。実際、ハウスメーカー経由だと150~250万円の工事が、地元の塗装専門店なら90~120万円でできるケースもあるといいます。逆に地元の塗装専門業者は自社施工で中間マージンが無い分、同じ内容でも比較的安く提供できる傾向があります。見積もり金額を見るときは、その業者が自社施工か、多重下請けかも判断ポイントです。
  • 営業経費や保証等の差:全国展開の業者やTVコマーシャルを打つ会社は、広告宣伝費やショールーム維持費など間接経費が多くかかっています。それらは最終的に見積もり金額に反映されます。一方、地元密着の小さな塗装店は派手な広告をせず紹介が中心なので、経費を価格に転嫁せずに済みます。また、保証内容が手厚い会社(長期保証・定期点検あり等)はその分費用が少し高めに設定されていることもあります。アフターサービスも価格の一部と捉えて、安さとのバランスを判断しましょう。

「安すぎる見積もり」はここに注意!

相見積もりを取った際、明らかに一社だけ極端に安い場合は注意が必要です。確かに適正な努力で低価格を実現している良心的業者もありますが、残念ながら塗装業界には悪徳業者も存在します。以下のような可能性をチェックしましょう。

  • 手抜き工事のリスク:異常に安い場合、適正な利益が出ないため工程を省略して利益を確保しようとする恐れがあります。例えば「塗料は3回塗りが基本なのに実際は2回しか塗らない」「高圧洗浄をせず汚れたまま塗る」「下地補修をほとんどしない」などです。こうした手抜きをされると塗装の持ちが極端に悪くなり、結局数年で塗り直し…なんてことになりかねません。激安で集客する業者には特に注意が必要で、価格相応に人件費や材料の質が削られている可能性があります。密着していない塗膜の上にどんなに良い塗料を塗っても密着していない塗料から剥がれたらなんの意味もありません。しっかりと希釈率、乾燥時間や湿度などもみてくれる業者を選びましょう。
  • 追加料金のリスク:安い見積もりを出して契約を取り、工事途中や完了後に「あれは別料金」「ここは想定外だった」と追加費用を請求してくる業者もいます。見積書に内訳や数量が明記されていない場合は要警戒です(例:「一式○○円」のみで詳細不明など)。契約前に「追加料金は発生しないか」を確認し、口頭でなく書面でもらうようにしましょう。「悪徳リフォーム業者あるある」ですが、工事後に高額な追加請求をされトラブルになるケースも報告されています。
  • 保証やアフターが無い:安さだけを売りにする業者は、保証期間が極端に短かったり無かったり、逆に長かったりします。施工後すぐ不具合が出ても対応してもらえず、結局別の業者に有償修理を頼む羽目になることも…。適正価格の業者なら最低5~10年の保証を付けるのが普通です。保証書を発行しない、口約束だけという場合は避けた方が無難です。長すぎるのも、そのころには会社がなく、連絡がつかないなどのトラブルになっております。

以上のように、安すぎるには理由があることが多いです。もちろん企業努力で安くしている良心的な会社もありますから一概には言えませんが、「どうしてこんなに安いのですか?」と質問して明確に答えられない業者は信用できません。塗料メーカーの正式施工店で大量仕入れにより安価提供している…など合理的な説明があれば良いですが、言葉を濁すようなら注意しましょう。

事例:とある訪問販売業者のチラシで「30坪足場込み¥39.8万!」という激安広告を見て契約した人がいました。しかし工事開始後、「下地が傷んでいた」「塗料グレードを上げた方がいい」など次々追加費用を請求され、最終的に100万円近く支払うことに…。しかも肝心の施工品質も悪く、数年で塗膜が剥がれてしまったそうです。このように最初だけ安く見せかける手口もあるので要注意です。

高すぎる見積もりも要チェック!

一方で、相場とかけ離れて高額な見積もりを提示された場合も、その理由を確認する必要があります。考えられる要因は以下の通りです。

  • 大手ならではの上乗せ:前述のように、ハウスメーカーや大手リフォーム会社経由だと中間マージン等で価格が2倍近くになるケースもあります。ブランド料と割り切るか、費用を抑えたいなら地元業者にも声をかけてみましょう。「大手だから絶対安心」とも限りません(実際の施工は下請け任せで品質ばらつきも)ので、価格と信頼性のバランスを考えることが大切です。だからといって、ハウスメーカーさんも、その分管理をしてくれます。安心をお金で買うという選択も間違いなくあると思います。そこは、お客様の考え方次第で、良いと思った業者に依頼していただけたら幸いです。
  • 不必要な工事の提案:高額見積もりの中には、本来やらなくてもいい工事までセットにしてくるケースがあります。例えば「まだ5年程度の屋根なのに屋根塗装も強く勧められた」「高価な特殊コーティングを追加しようとする」等です。必要性を感じない項目は省けないか交渉しましょう。良心的な業者なら、お客様の予算や劣化状況に合わせ省ける工事は正直に教えてくれるものです。
  • 高額塗料・オプション:最上級の無機フッ素塗料や光触媒コーティング、防音塗装など特殊なオプションを盛り込むと、当然ながら費用が跳ね上がります。そういった高額オプションばかり提案してくる業者は、売上優先の営業スタイルかもしれません。本当に自分に必要かを考え、不要ならきっぱり断りましょう。「お宅にはこれしかありません」と煽るようなら要注意です。

以上を踏まえ、適正価格かどうか判断するには複数社の見積もり比較が有効です。一社だけでは判断材料が少ないため、理想的には3社程度から見積もりを取りましょう。その際、金額だけでなく内訳・提案内容・対応の丁寧さも比較ポイントです。

適正価格を見極めるための5つのポイント

最後に、見積もりや業者を比較検討する際にチェックすべきポイントを5つにまとめます。これらを押さえれば、価格だけでなく内容も納得できる業者を選べるはずです。

  1. 見積もり項目の明細 – 内訳がしっかり記載されているか。「一式○円」ではなく「足場○円、塗装○円、○○工事○円…」と分かれていれば安心です。不明瞭な場合は説明を求めましょう。
  2. 使用塗料と塗装回数 – 塗料名・グレードと何回塗りかを確認。適正な価格の業者は塗料メーカーや製品名まで明示します。3回塗りが基本です。
  3. 保証内容 – 何年間、どこまで保証してくれるか。適正業者なら外壁で5~10年程度の保証を付けます。保証書発行の有無も確認しましょう。
  4. 実績・資格 – 地元での施工実績や職人の資格(塗装技能士など)があるか。実績豊富な業者は極端な安売りをしなくても口コミで仕事があります。極端な激安を売りにする業者は実績が少ない可能性も。
  5. 対応姿勢 – 見積もり依頼時や説明時の対応をチェック。質問に丁寧に答え、メリットだけでなくデメリットも正直に話してくれる業者は信頼できます。「他社と比較検討してください」と言える会社は健全な証拠です。逆に「今すぐ契約を」と急かす所は要注意です。

以上のポイントを総合的に見て、価格と内容のバランスが取れた業者を選ぶことが、結果的に満足のいく外壁塗装につながります。

幸家リフォームでは、常に適正価格で高品質なサービス提供を心掛けております。下請け業者に頼らない完全自社施工のため、中間マージンが発生せず、同じ工事内容であればハウスメーカー経由より数十万円お安くできるケースもございます。だからと言って手抜きをすることは決してなく、使用塗料や工事工程もお客様にしっかりご説明し、ご納得いただいた上で施工しています。

「この見積もり、適正なのかな?」と不安な方は、ぜひ当社の無料見積もりをご利用ください。他社様との比較歓迎です。他社様のお見積もり内容を診断して、適切なアドバイスを差し上げることも可能です。大切なマイホームの工事ですから、価格も品質も納得した上で契約したいですよね。当社スタッフは強引な営業は一切いたしませんので、安心してお問い合わせください。適正価格で後悔のない外壁塗装を実現しましょう!

この記事の監修
幸家リフォーム 代表 秋山 日出斗(あきやま ひでと)

氏名 秋山 日出斗
保有資格
1級塗装技能士
外装劣化診断士
雨漏れ診断士
宅地建物取引士
ファイナンシャルプランナー2級
乙種4類危険物取扱者
職長安全衛生責任者教育
有機溶剤作業主任者
高所作業者運転

実績
・創業38年、施工実績3,000棟以上
・柏市/白井市/松戸市/印西市/鎌ケ谷市で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を手掛ける
・完全自社施工にこだわり、下請けに丸投げしない安心の施工体制

メッセージ
「私たちは地域のお客様に寄り添い、“安心して暮らせる住まい”を守ることを使命としています。資格に裏付けられた専門知識と、38年の現場経験を活かし、最適なご提案と施工をお約束します。」

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外壁塗装は決して安い買い物ではありません。だからこそ、信頼できる業者選びが何より大切です。幸家リフォームでは地域の皆様のお住まいを守るパートナーとして、誠実な対応と確かな施工力を提供しております。少しでも「うちの外壁どうかな?」と気になりましたら、お気軽に私たちプロにご相談ください。

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